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~会頭・副会頭とデヴィ夫人との座談会~2019年10月21日


 ~会頭・副会頭とデヴィ夫人との座談会~

 9月5日(木)会員委員会(杉浦 誠委員長)主管による会員サービス講演会に

デヴィ夫人を講師にお迎えしました。

講演会開演前に当所 会頭・副会頭とデヴィ夫人の座談会が行われ、その内容を

掲載させていただきます。

 

 

                                            中山会頭とデヴィ夫人

 

左から待山副会頭・中山会頭・デヴィ夫人・加藤副会頭・木川副会頭②

           左から待山副会頭・中山会頭・デヴィ夫人・加藤副会頭・木川副会頭

 

会頭・副会頭とデヴィ夫人との座談会

日時:2019年9月5日(木)17:45~18:20  場所:松戸商工会議所4階会頭室

 

【対談内容】

会員委員会 杉浦誠委員長

本日は、デヴィ夫人に松戸商工会議所までお越しいただきまして、松戸商工会議所中山会頭の掲げる「文化・伝統」を中心にざっくばらんに対談を行っていただきます。よろしくお願いいたします。

 

 

中山会頭

本日は、お忙しい中、松戸までお越しいただきありがとうございます。短い時間ではありますが、よろしくお願いいたします。

 

デヴィ夫人

こちらこそ。松戸は、わたくしも色々とご縁があって、佐渡ケ嶽部屋やマブチモーターさんなどとご縁があるのですよ。とても身近に感じております。

 

笑顔でお話されるデヴィ夫人③

                     笑顔でお話されるデヴィ夫人

中山会頭

そうなのですね。大変嬉しいです。マブチモーターさんは、松戸に本社がございまして、当会議所の会員にもなっていただいております。当会議所は、会員が5000社以上おりまして、各会員企業は松戸の商工業発展の支えとなっていただいております。

本日は、私の掲げる「日本の文化・伝統」ということを中心にお話をお伺いしたいと考えております。デヴィ夫人も、文化・伝統に関してお考えがあると思いますが、まずは、そのあたりからお聞かせください。

 

デヴィ夫人

まず私は、日本の文化・伝統ということを考えると、日本の行く末が非常に心配でございます。日本の統計予想によると、人口が今は1億2千万人いますが、30年後9600万人くらいになる、そのあと、8400万人になることが予想されているのですね。その頃になるともう日本は終わりかな、と感じてしまうのです。国は人口が少ないとアウトです。そのような状況の中で外国人労働者が入ってきていますね。外国人に頼らないと、看護師、工場労働者もいなくなります。外国人が増える中でどのようにしたら、日本の文化・伝統が保っていけるか、人口が半分になったとき、能、歌舞伎、狂言、華道、茶道が人々の生活に入っていられるか、心配です。

今、歌舞伎界も若い人が入ったりしていますが、どうなるのでしょうね。

 

日本語に関しても、若い人と私の年代とでは、差が出てきていますね。日常会話で美しい日本語がどんどん失われていくのも心配です。

 

中山会頭

昔、テレビ番組で「兼高かおる世界の旅」を見ていたとき、兼高かおるさんの美しい日本語に素晴らしさを感じておりましたが、本日の夫人もきれいな日本語を使われていますね。

 

デヴィ夫人

ありがとうございます。でも、日本語も若い人を中心に新語がどんどん出てきていますでしょ。あれ、わたくしわからないのですよね。若い人と会話ができなくなってきています。

 

中山会頭

そうですね。その話とは少し異なるかもしれませんが、中国語を例にとると、台湾での中国語は、昔からの画数の多い「繁体字」を使用するのに対して、中国本土では「簡体字」を使い、省略する言語文化になっていきました。日本語も、省略していく言語になっていってしまうのではないかと危惧する部分はありますね。

言葉の他に、何か危惧されていることはありますか。

 

デヴィ夫人

日本は、世界で唯一、「サービス」を確立しています。諸外国は、例えばニューヨークでのサービスは、チップ文化ですよね。チップを貰わないとサービスしようとしないのです。

ニューヨークにチプリアーニという高級イタリアンレストランがあるのですが、そこへ行くと、サービスがいくら、税金がいくら、結局合計25%くらいが会計に上乗せされてきます。本当の意味でのサービス精神は、世界にほとんどないと思います。

日本は、封建時代が長かったから、上下関係が厳しかったですよね。武士は大将に仕える身、商人も上役に仕える身、必ず主がいて仕える精神が根づいています。お客様に仕える、というサービス精神が隅々まで行きわたっていますね。お客様に喜んでいただく、というサービス精神は、日本にしかないですね。

 

中山会頭

商工会議所の立場から言っても、選ばれる企業、選ばれるお店になることで支持をされ、発展していく、と考えますから、その点でもサービス精神が大切だと思いますね。

 

対談中 進行役の杉浦委員長と書記の中山委員(中央)④

     進行役の杉浦委員長と書記の中山委員(中央)

 デヴィ夫人

日本人のサービス精神は、中国人をはじめ、外国人の方々がびっくりなさっていますね。譲り合いの精神、サービス精神は、日本人の根底に刻まれていますね。今はどうか分かりませんが、わたくしたちの子供のころは、善悪を叩き込まれましたよね。タクシーや新幹線に物を忘れてもほとんどの場合は持ち主に届いていますね。海外で物を置いたままにしていると、すぐ無くなりますね。

 

中山会頭

デヴィ夫人は、外国暮らしが長いので、外から日本を見る目が肥えていらっしゃいますね。ずっと日本にいる身だと、なかなか気づきません。

 

デヴィ夫人

日本のサービスは、本当にすばらしいですよ。例えば、飲食店へ行ったりするとおしぼりが当たり前のように出てきますが、それが外国にも伝わり、今では世界で「OSHIBORI(オシボリ)」で通じます。

 

中山会頭

そうなのですか。日本人として誇りに思いますね。

先ほど、歌舞伎のお話もされていらっしゃいましたが、伝統的なものでなくなってほしくないものはありますか。

 

デヴィ夫人

伝統ではないのですが、今日本で一番失われている精神、父母や師弟など、上の者に対する尊敬の念が失われているように思います。

 

中山会頭

そうですね、特に、大学教授、裁判官、国会議員など、昔は権威というものをよく見ていましたが、今は権威に対して崩れているような気がしますね。

 

デヴィ夫人

今は、弱き者が強くなって強き者が弱くなってきている社会ですね。風紀も乱れていて、特に警察官や先生が公序良俗違反で捕まることもあったり、エスカレーターで盗撮なんていう事件は本当に恥ずかしいと思います。そのような事件が日常的に新聞に出る現在は寂しい気がします。

 

中山会頭

権威に対して、尊敬すべき人を尊敬する日本人ではなくなってきているのですかね。

 

デヴィ夫人

先生方も尊敬に値する先生が減ってきているのか、子供たちもモンスターペアレントに押されて強くなってきているのか、ともかく、昔は先生に殴られることなんか平気だったじゃないですか、でも今は、押されたくらいでも暴力だと騒ぎ、先生が辞任に追い込まれる世の中ですよね。

最も日本がおかしくなっていると感じるのは、とある国会議員が結婚式の祝辞で、「3人は子供を産んで欲しいと思っています」と言ったら、それに対して意見をする方がいることです。出産は女性の人権の問題ではなく、亡国の問題なわけですよ。産みたくない人は産まなくていい、産めない人はしょうがない、でも産める人たちには、産んでいただきたいと思います。そのためにも、政府は若い男女が楽しく安心して暮らせるように、保育所を増やすとか、そういうことにもっと予算を付ければいいと思っています。

 

中山会頭

そういう点では、松戸は頑張っており待機児童ゼロを達成しておりますし、商工会議所でもヤングファミリーが住みたくなる松戸市をということで頑張っています。

この度、夫人の本「選ばれる女におなりなさい」を拝読して、婚活や女性の生き方のお考えを読ませていただき、共感しました。

 

デヴィ夫人

松戸市は素晴らしいですね。

あの本は、インターネット電子版に掲載されていて、対談で楽な気持ちで話したことを、今度1冊の本にしたいと言われまして。とんでもない、と思ってお断りしようとしたのですが、結局、今すごい反響で評判なのですよと。そのようなことを考えても、女性の本能は、やはり結婚、子供を持つことなのではないでしょうか。

でも、女性の活動範囲が非常に広くなって、キャリアウーマンが増え、収入も男性と一緒、その結果婚期を逸している方が増えているのですね。「私は仕事と結婚しました」と言っている女性もいますが、それはとても残念なことですね、その方々は様々な事情があって結婚しないで来てしまったのでしょう。わたくしは多くの女性に結婚して欲しいと思っています。

 

中山会頭

女性の中では、結婚願望はあるのでしょうけれども、同一賃金同一労働や男女共同参画などが叫ばれ、男女の待遇は同じという男女平等の世の中となっておりますが、その点はどう思われていますか。

 

デヴィ夫人

女性の地位が上がって同等となり、女性が男性に頼らない、精神的なものでリバティというものがあると思います。でも、日本では女性が絶対に入り込めない職業があるのです。それは、女性の技術者です。日本に女性の技術者はゼロです。

 

中山会頭

では、女性の技術系のノーベル賞受賞者は、出てこないのですかね。

 

デヴィ夫人

はい、まだ出てこないですね。キュリー夫人みたいな方も出てこないと思います。

 

中山会頭

残念ですね。それを促進しなければならないということですか。

 

デヴィ夫人

というよりも、日本の社会において、女性の弁護士、医者、税理士、経営者などが、いっぱいいる中で、技術者だけはいないのです。技術者が全然育っていない。私は、それを外国人に指摘されました。

原因は、技術養成学校に女性が入らないから、かもしれないですね。

大学入試や病院側で、女性の医師を採らないことが問題になりましたが、寿退社、産休は困る、病院は忙しいから男性を採る、結果として入学試験時の女性排除、でも、現場の先生方に聞くと、「しょうがないのです。本当に忙しい時に、女性は退職したり、妊娠で休んだりするから」と言われるのですね。

 

中山会頭

そのあたりは、国が、育休促進とか、国の方向が変わりつつありますが、子供を育てやすい環境などの整備をしないと、女性の医者になる人も大変だということですね。

 

デヴィ夫人

現在女性で医師の方は、非常に優秀な方々ですよね。あれだけ、女性に不公平な仕組みの中で合格しているのですから。

 

中山会頭

男女差別はまだ残っているのですね。

話は変わりますが、最近も更にテレビなど、特にバラエティーでご活躍です。夫人のチャレンジ精神は素晴らしいなと思うのですが、どういう思いでチャレンジされているのですか。

 

デヴィ夫人

私は何でも挑むようにしています。あの人にできて私にできないのはおかしい、同じ人間なのだからできるはずだ、と思っていまして。イルカに乗ってサーフィンをするなんて考えたらできないと思いますが、挑戦してみたら3日目にできたのです。空中ブランコもしましたし、4000mの上空からスカイダイビングもしました、色々なことにチャレンジしました。私は楽しんでやらせていただいています。私はそのチャレンジする気持ちがなくなった時、自分が年を取ったのだと実感する時だと思います。

 

対談中のデヴィ夫人⑤

  対談中のデヴィ夫人

中山会頭

お元気で何よりです。本日の講演会出席者の約7割が主に松戸の女性経営者です。

本日出席の商工業者の皆様に一番伝えたいことは何ですか。

 

デヴィ夫人

「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」、ですかね。

 

中山会頭

上杉鷹山のことばですね。夫人はそれを実践されていることが今までのお話でもよく分かります。

 

デヴィ夫人

今の松戸の人口はどれくらいなのですか。

 

中山会頭

49万人ちょっとです。

都内に通勤されている方が多いのが特徴です。松戸は都心まで30分くらいで行けます。

デヴィ夫人

それは便利な場所ですね。

 

中山会頭

これからさらにチャレンジしたいことは何ですか。

 

デヴィ夫人

これからは、私の事というよりも、動物愛護で、不適切なブリーダーを無くすこと。今、殺処分されている犬猫が75万頭いたのが、10万台頭に減ったといいますが、それは、保健所で行っただけの殺処分数なのですね。それ以外で殺処分された頭数を入れると、もっと多いはずだと思います。地方に多いのですが、悪徳ブリーダーの所では600頭くらいが小さなスペースで飼育されていて、地獄のような扱いをされています。毛は抜けて、目ヤニはいっぱい、肌は病気で荒れている、糞尿の中で、何回も子供を産ませているのです。その場所に入ったとたんに鼻をつく悪臭です。でも、お客様が来ると、いい犬だけを外に出していて見せるのです。中を見せない、お掃除もしていない。その現状は、密かに撮影してきた人の映像を見て知りました。

これからのブリーダーはライセンス制にする、半年間収入がなくても経営していける資本力があり、施設の広さ、衛生面など、経験者、人員体制、獣医さんとの連携、様々なことをクリアした業者だけに、ライセンスを与えてブリーダーとなれるようにすべきです。そして、犬猫を買った人も登録制にして、どこの誰がいつ買ったのか飼い主の住所連絡先など明確にすれば、その人には最後まで犬猫の面倒を見なければいけない義務と責任が生まれます。

それを国会に通過させたいと思うのですが、5年に1回、動物のことに関して討論する機会があるんですね、でも、犬猫は投票権がないので、後回しにされるのです。私は、西暦2000年頃日本に戻ってきたのですが、今やっと、産まれて8週間たっていない犬猫を売ってはいけない、と決まっただけです。

でも、ヤミセリがあるのです。6週間くらいだとすごく可愛いので、セリで売ってしまうんです。でも、親元に2カ月いないと、心身共に健全ではなく、しっかりした犬猫ではないのですね。

 

中山会頭

素晴らしい社会貢献ですね、気が付かなかったです。

 

デヴィ夫人

地方のNPO法人で動物を保護する会で、名目のみで1000頭くらい預かるところがあるのですが、そこは小さな小屋に何十頭と入れるのです。そうすると喧嘩して、弱い者が必ず食い殺されてしまうような、地獄絵のような世界なのです。NPOですから助成金が下りているのですが、実態は集めるだけ犬を集めているのです。そこは最近摘発されました。そういうことがないように、運動をしていきたいと思っています。

 

中山会頭

ぜひ、夫人の力で国を動かして法律化していくことができればいいですね。でも、そういう業者は厄介ですね。

 

デヴィ夫人

不適切なブリーダーに限って、証拠の写真が撮りにくいような難しさがありますね。

 

中山会頭

大変な状況ですね。

 

デヴィ夫人

不適切なブリーダーがはびこっていまして、ペットは1匹20~30万円するので、いいお金になるんですね。本当にひどい世界です。私には、動物愛護を共にしていくたくさんの仲間がいるので、続けていくようにチャレンジしていきます。

 

会員委員会 杉浦誠委員長

そろそろお時間となってしまいました。今日はご対談いただき、ありがとうございました。これからの講演会、よろしくお願いいたします。

 

デヴィ夫人と中山会頭、加藤副会頭⑥

   座談会を終えたデヴィ夫人と中山会頭、加藤副会頭

 

 

 

 

 

 

 
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